関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)

科目 英語
出版社 KADOKAWA
目的 英語長文読解
対象者 GMARCH、関関同立レベルの大学を受験する人
難易度 GMARCH、関関同立レベル
分量 288ページ
使用期間 高3夏休み明け~過去問演習前まで
ジャンル 英語長文読解問題集

・具体的なオススメポイント
良質な長文に詳しい解説や構文がついている
・注意点
解答の根拠を説明できるように繰り返し復習すること

GMARCHや関関同立レベルの長文読解演習なら『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』

『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』は、GMARCHや関関同立レベルの長文読解演習をしたい方におすすめの1冊です。教材の構成としては、英語の長文読解問題が全部で12問掲載されていて、大学入試で頻出のテーマがまんべんなく扱われています。

また、解説が比較的詳しいことに加えて、全文和約が英文の1文ごとに対応する形で書かれているため、どの部分の訳がどうなるかがわかりやすい問題集です。問題の解き方や和訳だけでなく1文ごとのSVOC構文解析もすべてに振ってあるので、英語長文読解を自習したい人にはおすすめの参考書といえます。

1文ごとのSVOC構文解析が全てに振ってあったり、解説が丁寧な参考書ではありますが、応用レベルとなっているため、英語の基礎がしっかりできていなかったり、英単語や英文法基礎にかけている箇所がある方は基礎をしっかりと固める参考書を先に取り掛かる必要があります。あくまでも基礎が完璧になった学生に向けて、基礎学力を確かめるため、そして基礎をしっかりと活用することができるかを確認するための参考書に近いです。

今回は、そんな『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』の詳しい特長や効果的な学習方法についてご紹介します。

ネイティブ発音のリスニング用音声と白文が付いているのが長所

『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』は長文読解の問題集として解説や構文がわかりやすいだけでなく、掲載されているすべての長文についてネイティブ発音のリスニング用音声がダウンロードできるのが長所です。

リスニング用音声は音読やシャドウイングの練習に役立つのですが、一般的な長文の問題集では音声がついているものが少なくなっています。

『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』に載っているような、長文読解としての内容の質が高い文章で音声データまでダウンロードできる教材はあまりないので、一通り解き終わった後は音読やシャドウイング用として勉強するのがおすすめです。

ダウンロード音声の発音スピードは比較的早い部類で、ネイティブが自然に話すときのスピードに合わせられています。このスピードでの音声に最初からついていくのは難しいですが、12問の長文を繰り返しシャドウイングしていくことで徐々に慣れていってください。

『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』のダウンロード音声のスピードになれてしまえば、共通テストのリスニング問題などで聞き取りに困ることはほぼなくなるといってよいでしょう。

また、長文の問題集は下線部や並べ替え、空欄補充などの問題がついている都合上、音読しづらい形になっている教材がほとんどですが、『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』の場合は英語だけが書かれた白文も用意されています。そのため、音読練習や構文の書き込み練習がしやすいのも長所です。

SVOCの構文解析の効果的な学習法は?

『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』には全文にSVOCの構文が振られているので、これを使った効果的な学習方法についてご紹介します。英文解釈では、文章に出てくる単語や熟語はもちろんのこと、それらがどのような構文でつながっているのかを読み取る力が必要です。

しかし、長文に出てくる英文は1文の中にたくさんの節が含まれている場合が多いので、注意して解かないとSVOCを把握できません。そこで、長文読解を進めていく段階で1文1文を「精読」して、SVOCがどうなっているかを自分なりに書き込んでいくことが効果的です。

この精読の作業は、一通り問題が解き終わったあと、解答を見る前に行うことをおすすめします。というのも、実際の試験では1文ずつ時間をかけてじっくり構文解析している時間的余裕がないからです。

初めて解く1回目では、設問に答えるのに必要最小限の箇所を読み取る力を試し、答えを見る前に改めて精読をして、その後模範解答と照らし合わせるという方法で学習するのがよいでしょう。ただし、SVOCについては完全に合っているかどうかよりも、和訳や意味の把握に役立つことのほうが大事です。

そのため、あまり神経質になりすぎず、読解の難易度を下げられるくらい把握できていれば良しとすることをおすすめします。

繰り返し学習して正解の根拠を説明できるようにしよう

英語長文読解に限らず、参考書の問題は繰り返し復習するのがおすすめです。1回解いただけで終わりにしてしまうと、新しい単語や文法の知識などが多少身に付くだけで、初見の長文を読み解く力はアップしていきません。

そうではなく、解いた問題の間違ってしまった箇所がなぜ間違っていたのか?どういう風に考えれば正解が導き出せるのか?という解答の根拠を自分なりに把握するようにしましょう。

1回目で解いて間違ってしまった問題は、2回目で解答の根拠をもって答えられるようにし、それでも間違ってしまった問題は3回目以降に答えられるようにする、といった形で復習を繰り返すと、解いた回数に比例して実力もアップします。

ぜひ、解きっぱなしで終わらせるのではなく、繰り返し学習して長文読解力を身につけてください。

まとめ

今回ご紹介した『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』は、GMARCHや関関同立レベルの長文読解力をトレーニングできる問題集です。問題量は12問と標準的で取り組みやすい分量になっていますので、ぜひ一通りの長文をマスターして英語の点数をアップしてください。

また、付属のダウンロード音声を活用した音読の練習も英語力を総合的にアップするのに役立ちます。SVOCの構文や白文もついている『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』で、入試に対応できる英語力を仕上げていきましょう。

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